Google スプレッドシートと Google Apps Script で Gmail から自動リマインダーメールを送信

はじめに

Gmailからスケジュールされた自動マインダーを送信する方法です．Google Apps Sciprt のコードを用意し，スプレッドシートにメールアドレスと送信時間等を入力しておくと，自動送信されるようになります．こちらの記事を参考にさせて頂きました．

スプレッドシートとGoogle Apps Script の用意

• Google スプレッドシートで新しいシートを用意（シートの追加）します
• ツール → スクリプトエディタ をクリックします
• こちらのAutoMailing.gs コードをコピペします
• このコードの3行目（以下）にある，シート1の部分を作成したシートの名称に書き換えます

function AutoReminder() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActive().getSheetByName('シート1'); //　使用するシートを取得

• このコードの35行目にある，シート1の部分を作成したシートの名称に書き換えます

function sendMails() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActive().getSheetByName('シート1');　//　使用するシートを取得

• このコードの51行目あたりにある，from: のメールアドレスはGoogle スプレッドシートにログインしているメールアドレスと同一とします．そうしないとこちらにあるような 無効な引数です のエラーとなりました．さらにうまくいかないときはこちらが参考になるかもしれません．

      option  =  {
        from: '<your-login-address>', // 送信元メールアドレスを設定
        name: 'Auto Reminder System'　// 表示される送信者を設定       

• コードを保存します

シートに配信メール情報を入力

スプレッドシートの用意したシートに戻り，1行に一つのメールの情報を以下のように入力します．ただし，1行目は以下のようなヘッダー行で，項目名は任意ですが，各カラムの機能はこの表と同一（第1カラムは送信先メールアドレス等）である必要があります．

実行

2021.1.5追記： アップデートに伴い，操作が若干変わっています．
ツール → スクリプトエディタ をクリックし，実行 をクリックします．ただし，左メニューで コード.gs が選択されており，デバッグボタン 右で 対象の関数 AutoReminder が選択されている必要があります．シートの 送信ステータス が Scheduled になれば成功です．

以下は古い記述です
スクリプトおよびシートの準備ができたら，実行します．
「ツール」 → 「スクリプトエディタ」 をクリックし，「実行」 → 「関数を実行」 → 「AutoReminder」 をクリックすると送信予約が実行され，上の送信ステータスに Scheduled が入力されます．
送信対象の確認は，「ツール」 → 「スクリプトエディタ」 → 「編集」 → 「現在のプロジェクトのトリガー」 で確認できます．
スプレッドシートを更新する度にこれらを実行します．現在時刻より古い送信時間の行は無視されます．

注意

「このスクリプトに含まれているトリガーの数が多すぎます」といったエラーを避けるため，こちらに従い，適宜，「ツール」 → 「スクリプトエディタ」 → 「実行」 → 「関数を実行」 → 「cleanAllTriggers」をクリックしてトリガーを消去します．トリガーは20個までで，自動的には消えませんので，終わったものは適宜
消去するようにします．