Thunderbirdの環境移行
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新しいパソコンにThunderbirdを移行するのはとても簡単です.サーバー設定もすべて一括でできます.
旧パソコンでバックアップを取る
- エクスプローラを立ち上げ,アドレス欄に「%AppData%ThunderbirdProfiles」と入力してENTER
- この中に存在する,*.default というフォルダを丸ごとバックアップ
新パソコンでインストールとバックアップフォルダのコピー
- 新パソコンでThunderbirdを普通にインストールする.その際,サーバーの設定等一切不要.
- バックアップしたフォルダを新パソコンの「%AppData%ThunderbirdProfiles」にコピーする.
- 「%AppData%ThunderbirdProfiles」に存在する profiles.ini をエディタで開き,「path=」に現れるフォルダ名をコピーしたフォルダ名に書き換えて上書き保存する.
- Thunderbirdを立ち上げると旧パソコンと全く同じ状態が再現できる.
同期バックアップ
オリジナルのProfilesフォルダの同期バックアップを行うWindows 7のバッチファイル(backup_thunderbird.bat)は以下の通り.もちろん無保証で,それぞれの環境に応じた編集が必要です.
オリジナルがCドライブ,バックアップがEドライブなら,コマンドプロンプトにおいて,
- > backup_thunderbird.bat c e
とします.引数は2つで,この場合,cとeです.必ずcドライブと他のドライブとの間で同期を取るようにしています.これは環境変数%AppData%を利用しているためです.
一方,eドライブにある最新のバックアップをcドライブにリストアするには(パソコンから外付けハードディスクを介して別のパソコンへ移すような場合),
- > backup_thunderbird.bat e c
とします.cドライブを書き換えてしまうので使用は要注意です.
@echo off if "%1"=="" goto :EOF if "%1"=="c" ( set dir1=%AppData%ThunderbirdProfiles set dir2=%2:UserssAppDataRoamingThunderbirdProfiles ) else if "%2"=="c" ( set dir2=%AppData%ThunderbirdProfiles set dir1=%1:UserssAppDataRoamingThunderbirdProfiles ) else ( echo ERROR: arguments are wrong goto :EOF ) rem echo %dir1% %dir2% robocopy /E /PURGE %dir1% %dir2%