2014年9月19日から22日にかけて,バングラデシュ南西部のシャトキラにおいて,留学生の修士研究のため,エビ養殖の持続性に関する現地調査を行いました.この記事は2019年6月15日に当時の写真を見ながら書いています.
バンコク経由TG321便でダッカに入り,直ちにジョショールへ飛びました.飛行機は小さいですが新しくて快適でした.ジョショール空港は何もない牧歌的な空港で,出迎えの人々の中に先に現地入りしていた留学生と以前に卒業した元留学生が待っていてくれて,ほっとしました.ジョショールからクルマで移動し,Mozaffar Garden & Resortに宿泊しました.Mozaffer Garden動物園の中にある快適なホテルです.
District Fisheries Office, Satkhiraでインタビュー調査,エビ養殖池の現地調査や住民ヒアリングを行いました.また,マーケットで流通している,エビ養殖の飼料を試料として入手したり,エビの孵化場を訪問し,見学やヒアリングを行いました.
最終日はシュンドルボンまで行き,マングローブ沼地の現地視察を行いました.この日は運悪く,ハルタル(ホッタール)に当たってしまいました.ハルタルはいわゆるゼネストで,バングラデシュ全土の公共交通機関が止まり,旅行会社のクルマも使用できません.自家用車でも銃で撃たれる恐れがあるそうです.では,どのようにして移動したかというと,救急車で移動しました.救急車は撃たれないことになっているそうです.この留学生の実家は地元の名士で,親族には地方議員もいて,救急車の手配をしてくれたり,地域の反政府リーダーにも配慮のお願いをしてくれたとのことでした.これは後で聞いた話ですが.救急車の窓から顔が見えるのは危ないとのことで,ずっと前屈みで外から見えないように座っていました.シャトキラはやや政情不安定な地域と言われていましたが,街は通過するだけであまり近寄らず,田舎はのどかそのものでした.
シュンドルボンの入り口になる,AkashlinaのMunshiganj Forest Officeへ行き,そこから船に乗ってマングローブ沼地のクルージングを楽しみながら視察しました.時間がなく,シュンドルボンの縁を見ただけでしたが,マングローブ沼地自体は他の国で見るのとよく似ていました.
帰りは救急車で前屈みのままジョショールまで飛ばし,飛行機でダッカに戻りました.ダッカではダウンタウンのホテルを予約していたのですが,ハルタルのためタクシーが動いておらず,やむなく,空港から何とか歩ける距離のホテルを取りなおしました.No showで宿泊しなかったのは初めての経験でした.結局,ホテルから向かえが来てくれることになったのですが,長時間待たされ,ようやく迎えが来て,無事ホテルに着きました.翌日,ダッカからバンコク経由で帰国しました.

シャトキラの中華レストランで夕食

Mozaffer Garden Hotelの客室

エビ養殖池

エビ養殖池

クルマでシャトキラを移動中

家庭に呼ばれてランチ

エビの孵化養殖場

手配してもらったハルタル期間中の移動のための救急車でシュンドルボンのMunshiganj Forest Officeに到着

船でシュンドルボンのマングローブ沼地を視察

シュンドルボンでクルージング

シュンドルボンのマングローブクリーク