タイ・タオ島サンゴ礁調査
2023年8月2日から6日までタイ国タオ島(コタオ)を訪問しました.博士学生のサンゴ礁に関する研究調査の帯同です.学生さんは2か月以上滞在します.
タオ島は世界的に有名なビーチリゾートのコサムイ(サムイ島)から高速フェリーで2時間の距離で,ダイバー天国の比較的静かな島です.欧米人のダイバーや観光客がほとんどですが,意外に賑わっていました.
サンゴ礁では気候変動や観光による圧力の影響で,白化や接触による劣化が大きな問題となっています.白化の主因は高水温で,高水温耐性を持つサンゴ増殖等の検討が進められていますが,観光や漁業等の人為的な接触によるダメージも大きいことが知られています.一方,ダイバーと連携したサンゴ礁のモニタリングを通して,病気やダメージの早期検出等,サンゴ礁の保全に有効と期待されます.
本研究は地元のダイバーショップを経営するNPOと連携し,ダイバーの協力を得た,市民科学とAIを融合するモニタリング手法の開発を目的としています.
タオ島は熱心なNPOが存在し,高品質の水中写真を入手しやすい自然環境であることから,本研究の目的に適した場所といえます.
フェリーターミナルまで移動するには,シャトルのチケットを購入し,シャトル待ちの列に並びます.空港からフェリーターミナルまでは思ったより遠く,30分くらいでした.
Lomprayahの高速フェリー.チケットはwebで購入済みでしたが,窓口でチェックインが必要です.
タオ島のフェリーターミナル待合所.先に来ている学生さん2名が出迎えてくれました.フェリーターミナルからホテルまではワゴンで300バーツとものすごく高いです.島内の移動はとても料金が高く,できるだけ歩きました.
トロピカーナビーチリゾートホテル.タオ島の南のシャロクバーンカオ湾(Chalok baan kao bay)にあります.料金の高いよい部屋ですが,やや不便な場所にあり,急な非常階段のような所を上る必要があります.
トロピカーナビーチリゾートホテルの前の干潟です.膝下程度の遠浅ですが,サンゴ礁のため歩くのは大変です.
シャークベイ(Shark Bay)でボートをチャーターし,アオルークベイ(Aow Leuk Bay)で予備調査.ボートは1時間1,000バーツでした.
アオルークベイ(Aow Leuk Bay).素敵なリゾートホテルがあります.この湾ではスノーケリングやダイビングが人気です.
アオルークベイ(Aow Leuk Bay).湾外に出ると結構波がありました.
タオ島のフェリーターミナル.チケットはネットで購入していましたが,ホテルでも購入でき,フェリーターミナルまでの無料送迎付きでお得でした.
コサムイのフェリーターミナルに到着.帰りはパンガン島に寄らず,1時間30分でした.
フェリーターミナルにはシャトルが行き先別に待ち受けています.高速フェリーが出発した直後に船内でシャトルのチケット販売がありました.それを購入しておくと,下船後すぐ誘導され,スムーズでした.
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サムイ国際空港の搭乗ゲート.PG182 USM/BKK 1915/2030 でバンコクへ.30分以上遅延しました.
翌日のチョンブリーへの移動に備え,東バスターミナル(エカマイ)に近いJalcity Hotel(トンロー)に泊まりました.7月にオープンしたばかりで,とてもきれいでした.