マクラン沈み込み帯における包括的な確率論的津波ハザード評価

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マクラン沈み込み帯(MSZ)の地震はイラン南部沿岸への津波を引き起こす危険性がありますが,少数民族の居住地や未開発の地域が多く,ほとんど研究がなされていませんでした.一方,チャバハールは重要な港湾都市であり,自由貿易ゾーンが検討される等,イランにおける重要な沿岸域と認識されています.本研究では情報の乏しい震源域や沿岸域に確率論的津波ハザード解析(PTHA)を適用する手法を提案し,イラン南部沿岸のいくつかの地域において,再現期間(50,100,250,500,1000年)別の津波高さの超過確率を提示しました.

掲載論文

Salah, P., Sasaki, J. and Soltapour, M. Comprehensive probabilistic tsunami hazard assessment in the Makran Subduction Zone. Pure Appl. Geophys., 2021. DOI

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