SPRING GXにおける邵 昕蕾さんの研究紹介
大越慎一教授(プロジェクト責任者)が提案した「グリーン変革(GX)を先導する高度人材の育成」プロジェクトが、2021年秋より、科学技術振興機構(JST)の「先端研究助成事業(SPRING)」に採択されました。 以下、本プロジェクトを「SPRING GX」と表記します。現在、東京大学全体の博士課程学生1154名が本プロジェクトに参加しています。
当研究室の博士課程3年の邵 昕蕾(ショウ・キンライ、SHAO Xinlei)さんが本プログラムの参加者として研究を行っています。邵さんの研究は水中イメージングハードウェアとコンピュータビジョンモデルを統合し、サンゴ礁の状態をモニタリングする新しい手法の開発に焦点を当てています。邵さんの研究を紹介する動画が制作され、東京大学のSPRING GX YouTubeチャンネルで公開されています。
グリーン・トランスフォーメーション(GX)と邵さんの研究のつながりは、持続可能な開発目標(SDGs)への貢献にあります。邵さんのモデルで使用されている分類基準は、市民科学に基づくサンゴ保全のグローバル基準と一致しており、国際的な規模での保全活動を促進しています。邵さんの研究は、サンゴ礁生態系の健全性を支えるとともに、持続可能なコミュニティ、経済成長、気候変動対策、海洋生物多様性の保全、責任ある廃棄物管理に貢献しています。また、最先端のAI技術を現実の環境問題の解決に活用することで、社会のよりグリーンな未来への移行が加速されます。さらに、邵さんの研究は国際的な保全NPOとのパートナーシップを通じて、グローバルな協力を推進しています。
SPRING GXの活動を通じて、私たちの研究室は、今後もグリーン・トランスフォーメーションを推進していきます!
研究紹介記事もご覧ください.