ROMSコンパイル on debian 4.0 (serial)

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テストケースのコンパイルと実行

デフォルトのテストケース(upwelling)のserial用コンパイルは~/ROMS/srcでmakeを実行するだけですが,環境に合わせて,makefileと~/ROMS/src/Compilersにある適切な*.mkを編集する必要があります.まず,makefileですが,Linux上でのIntel fortranを使用するので,マクロのFORTを探し,次の様に設定します.

  • FORT ?= ifort

ここでifortの部分は直前のコメントを見て適切なものを選択します.次にLinux-ifort.mkを編集します.とりあえず,編集が必要なのはNetCDFに関する部分だけです.ifdef USE_NETCDF4を探し,else内について,NetCDFのインストール場所に応じて適切に以下の様に記述します.

  • NETCDF_INCDIR ?= /usr/local/netcdf-ifc10/include
  • NETCDF_LIBDIR ?= /usr/local/netcdf-ifc10/lib

コンパイルに成功したら,makefileと同じディレクトリにoceanSという実行ファイルができます.これを実行するには以下の様に入力します.

  • ./oceanS < ROMS/External/ocean_upwelling.in

画面に途中経過が表示されます.終わると,同じディレクトリにocean_avg.nc,ocean_dia.nc,ocean_his.nc,ocean_rst.ncの3つのNetCDFファイルができています.

 

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