1月30日国際誌Geochemical Journalに論文出版

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当研究室博士課程の中村航さんらによる以下の論文が国際誌Geochemical Journalに出版されました.
ブルーカーボン評価においても重要となる,潮汐変動によるマングローブクリークの炭酸過程に係るパラメータ(pCO2、DIC、TA)への影響を現地調査により明らかにしたものです。潮汐の非対称性が日本のマングローブ林におけるCO2排出量に影響を与え、小潮時には沼地の冠水時間が長くなることで、pCO2が高まることを示しました。また、マングローブ由来のDICとTAは潮汐サイクルによって変動し、大潮から小潮にかけてCO2変動を制御していることを明らかにしました。

Nakamura, W., Phyo Thet Naing, Watanabe, K., Tokoro, T., Gempei, K., Endo, T., Kuwae, T. and Sasaki, J. Changes in DIC/TA ratio by tidal asymmetry control pCO2 over a spring-neap tidal cycle in a subtropical mangrove forest in Japan. Geochem. J., 58, 28–45, 2024. DOI

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