Estuarine and Coastal Engieering, Coastal Environment 海岸工学 環境水工学 沿岸環境 水環境 国際開発学

Research

佐々木淳研究室では海岸工学,環境水工学に関する研究に取り組んでいきます.主な研究テーマは沿岸域における津波・高潮の防災・減災に関することと,沿岸域や貯水池の水環境の保全再生に関わるものです.また,開発途上国の沿岸域コミュニティの持続可能性を支援するための研究にも積極的に取り組んでいます.佐々木淳教授の横浜国立大学時代の留学生たちの多くが母国で大学教員等として活躍しており,彼らとの共同研究を実施しています.

海岸工学や環境水工学分野は海岸管理,港湾管理,水源管理といった,国土交通省,環境省,地方自治体等の主要な施策に関わるもので,行政との連携も重視しています.また,地球物理学の海洋物理学,船舶海洋工学,水産学,陸水学とも類似性がありますが,市民や地元住民といった社会との関係をより強く意識し,行政との連携を重視する点が特徴ではないかと思います.

2013年度からは次の1から4の課題が研究プロジェクトとして採択されています.

1.内湾における無酸素水塊規模の将来動向予測と縮小へのシナリオ分析(2013年度-2016年度)

東京湾等の閉鎖性水域を対象として無酸素水塊に着目した研究を展開します.

2.東南アジア・マングローブ域の環境劣化機構と持続可能な利用条件に関する調査(2013年度-2017年度)

タイ,インドネシア,ベトナムんおマングローブ沿岸域を対象とした海外学術調査を展開します.

3.内湾域水底質の放射能汚染によるエンドポイントの同定と相対リスク評価手法の検討(2013年度-2015年度)

内湾域や港湾の底質の放射能汚染に着目し,リスク評価に取り組みます.調査自体はメインではありません.

4.タイ国沿岸マングローブ域の沿岸環境劣化過程の定量化と持続可能な利用方策の提案(2013年度)

2.と類似した研究ですが,タイのみを対象とし,マングローブ域の劣化を捉えた既存の航空写真等の解析を主とします.

また,現在のところ特定の予算が付いたプロジェクトにはなっていませんが,次の5.,6.,7.についても継続的に取り組んでいく予定です.

5.津波・高潮の再現・予測と防災・減災方策の検討

2011年度から2012年度にJST J-RAPIDとNSF RAPIDの支援による,マサチューセッツ大学ダートマス校とウッズホール海洋研究所との国際共同研究で数値モデルFVCOMを用いた津波および福島第一原子力発電所からの放射能汚染水の拡散に関するアセスメント研究を行いました.これらの成果を発展させ,津波・高潮の再現予測や様々な地域での防災・減災に関する研究に取り組んでいきます.

Rapid & J-Rapid 2011-2012の成果発表

6.相模湖における発電放流を用いたアオコ対策

関係自治体から構成される相模川・酒匂川水質協議会(相水協)および横浜国立大学水環境研究室と協力し調査研究を展開していきます.

7.霞ヶ浦における水質環境の長期的変遷の解明と水質改善方策の検討

国土交通省関東地方整備局霞ヶ浦河川事務所のご協力の下,横浜国立大学水環境研究室,国立環境研究所と協力して調査研究を展開していきます.

この他,サスティナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム(GPSS-GLI)のプログラム担当者を務めており,上記プロジェクト2と4に関連しますが,次のような課題にも取り組んでいく予定です.

8.開発途上国の沿岸域や貯水池の環境・防災に配慮した,持続可能な開発と利用

研究プロジェクト2と4に関連したタイ,インドネシア,ベトナムだけでなく,GPSS-GLIの枠組みであれば潤沢な予算が付くので,様々な国を対象とした調査研究が可能となります.

また,これら以外でも強く希望される課題がありましたら,できるだけ支援していきたいと考えております.ただし,予算の裏付けのない課題では費用のかかる調査等は難しいので,研究計画の実現性を慎重に検討する必要があります.

PAGETOP