ご挨拶 Greetings

私のページをご高覧頂きありがとうございます.私は卒業論文では河川工学の分野に所属し,大学院進学後に海岸工学の分野を専攻し現在に至っています.これまでは海岸工学の中でも特に内湾の水環境に関する研究を一貫して行って参りました.湖沼や貯水池とは異なり,内湾は空間スケールが大きい上に河川や外洋水といった境界の影響が大きいため,その環境再生を純粋な技術面から展開していくのはなかなか容易なことではないと痛感しております.今後はもっと地球規模を含むマクロな視点で,湾域の人口動態や土地利用の変化,あるいは食生活のあり方も含めて,様々なシナリオを考え,検討していくことがより重要になってくるのではないかという思いを強くしています.
2004年末にはスマトラ島沖地震によって未曾有の津波被害が生じました.津波の襲った国々が主に当研究室の得意としているアジアの開発途上国であったということで,津波被害調査をはじめ積極的にかかわっていきたいと考えています.ここでは伝統的な海岸工学の知識の整理と使いやすいシステムの構築が急務であると感じています.

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Short CV

学歴

  • 1991年3月 東京大学工学部土木工学科卒
  • 1993年3月 東京大学大学院工学系研究科土木工学専攻修士課程修了 修士(工学)
  • 1996年11月 東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻博士課程修了 博士(工学)

職歴

  • 1995年4月-1996年12月 日本学術振興会特別研究員DC2,PD
  • 1997年4月-1999年03月 東京大学大学院工学系研究科助手
  • 1999年4月-2003年03月 東京大学大学院新領域創成科学研究科助教授
  • 2002年4月-2009年03月 横浜国立大学大学院工学研究院助教授(2007年准教授に職位変更)
  • 2009年4月-2011年03月 横浜国立大学大学院工学研究院教授
  • 2011年4月-2013年03月 横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授
  • 2014年4月-2016年03月 東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻長
  • 2019年4月-2020年03月 東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻長
  • 2013年4月-現在 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授

在外研究歴

  • 1999年12月~2000年2月 アジア工科大学院客員研究員
  • 2007年8月~11月 フロリダ大学客員研究員

所属学会と役職

  • 土木学会会員
  • 日本沿岸域学会会員
  • アメリカ地球物理学連合会員
  • 国際開発学会会員

主な兼業

  • 新湾岸道路有識者委員会委員
  • ブルーカーボン促進のための栄養塩供給管理プロジェクト有識者構成員
  • 国土交通省カーボンニュートラルポート(CNP)の形成に向けた検討会委員
  • 環境省水質総量規制検討会委員
  • 千葉県環境審議会副会長
  • 千葉県環境審議会企画政策部会長
  • 千葉県環境審議会水環境部会長
  • 水産庁・厳しい環境条件下におけるサンゴ礁の面的保全・回復技術検討委員会委員((一社)水産土木建設技術センター)
  • 自然再生専門家会議委員(環境省,農林水産省,国土交通省)
  • 東京湾浅場造成検討委員会会長(国土交通省関東地方整備局,(一財)みなと総合研究財団)
  • 国土交通省社会資本整備審議会専門委員
  • 国土交通省関東地方整備局・首都圏広域地方計画に関する有識者懇談会委員
  • 東京湾再生官民連携フォーラム議長
  • 東京湾再生官民連携フォーラム企画運営委員会委員
  • 東京湾再生官民連携フォーラム生き物生息場つくりプロジェクトチーム長
  • ブルーカーボン研究会座長((一財)みなと総合研究財団,(一財)港湾空港総合技術センター)
  • 地球温暖化防止に貢献するブルーカーボンの役割に関する検討会座長(国土交通省港湾局,(一財)みなと総合研究財団)
  • Jブルークレジット審査認証委員会委員長(ジャパンブルーエコノミー技術研究組合)
  • 委託プロジェクト研究「農林水産分野における炭素吸収源対策技術の開発」運営委員会(ブルーカーボンの評価手法及び効率的藻場形成・拡大技術の開発分科会)運営委員会委員(農林水産省農林水産技術会議)
  • 漁港を利活用した海藻バンクによるブルーカーボン生態系拡大プロジェクト・内部検討委員会委員長
  • 国土交通省国土交通大学校・海岸・津波防災地域づくり研修講師
  • NEDO技術委員