海外でセーフティボックスに置き忘れたら・・・

外国出張では,以前は貴重品やノートパソコンをホテルのセーフティボックスに保管していました.しかし,2度もセーフティボックスから出すのを忘れて,大変な思いをしました.1度目は北京でホテルからタクシーに乗って,しばらくして気づき,取りに戻りましたのでセーフでした.

2度目はジャカルタのホテルのセーフティボックスにクレジットカードや現金を保管したまま出国し,忘れたことに気づいたのは成田空港に着いて,リムジンバスの切符を買う日本円がないことに気づいたときでした.この便は最近始まったJALの早朝便で,4時頃に起きて寝ぼけていたのだと思います.取りあえず持ち合わせのドルを円に両替してリムジンバスの切符を買いました.帰宅途中,早速ホテルに問い合わせメールを送ると,程なくしてセーフティボックスの中身を保管している旨連絡があり,一安心でした.が,日本への郵送は法律(?)でできないといった説明で,ホテルまで誰か知人に取りに来てもらうようにとの指示でした.結局,クレジットカードはすべて止め,バンドンにいる教え子がしばらく後に東京に出張することになっていたので,彼にジャカルタのホテルに寄って受け取るよう,お願いし,後日無事戻ってきました.頼める人がいたからよかったものの,そうで無い場合は取りに行くしかないようで,深刻な事態になりますね.

という訳で,2度あることは3度あると信じる私は,その後はセーフティボックスの使用を止めて,スーツケースに入れて南京錠をかけるようにしていました.

スーツケースにキーを入れたままロックしてしまったら・・・

ところが,今回ベトナム出張で悲劇が起きました.南京錠のキーをスーツケースに入れたままロックしてしまったのです.このときは,ノートパソコン,日本円の現金,航空券のeチケット控え,領収書など,パスポートと現地通貨,分散していた若干の日本円,クレジットカード以外のほとんどが入っていました.ちょうど,カムラン空港から後れてホーチミン空港に着き,お迎えの方にホテルに送って頂き,ディナーに招待されていて,ロビーで待たせていたので,少し焦っていたと思います.

TSAの鍵だったので,ホーチミンの空港で開けられるだろうと考え,また,パスポート,現地通貨に日本円の一部,クレジットカードも持っていたので大事にはならないだろうと気を取り直し,ディナーパーティへ向かいました.eチケット控えはwebで印刷できるので,ホテルのビジネスセンターで念のため印刷しておきました.

翌朝の帰国便に乗るため空港に向かい,JALのチェックインカウンターに行くと,とても幸運なことに,日本人の地上係員がいました.ところが,TSAの鍵は米国でないと開けられないということを初めて聞き,ロックされていても普通は問題ないので,そのまま預けて,帰国後に対応を考えては,とアドバイスを受けました.が,とても大事なノートパソコンが入っていて,壊れないか心配だったのと,機内でもすこし仕事がしたかったので,何とかならないか相談しました.すると,よく途上国の空港にいる荷物にテーピングしてくれるおじさんのところに連れて行かれ,そこで相談してくれました.JALの方からは,ベトナムは何でもありだから,きっと何とかしてくれるでしょうとのことでした.

おじさんは状況を理解すると,ごっつい工具を両手に取り出し,それで,南京錠に思い切り叩きつけました.何度か叩いて,南京錠が破壊され,U字の部分が外れました.感動的でした.チップを払おうとしましたが,不要とのことでした.

南京錠にはロックしたときだけしかキーが外れないものがあります.これを使えば今回のような事態は避けられます.ということで,今後はそのようにしたいと思います.